11年ぶり17度目出場の学法石川(福島2位)が、03年以来12年ぶりの勝利を飾った。

 13安打を放ち、先制点を含む犠飛で3点を奪うなど打線がつながった。4犠打のうち3つが得点に絡み、小技も発揮して8強入り。勝った12年前は、学法石川の選手だった上田勇仁監督(29)は「ファーストストライクをしっかり振る。(走者を)しっかり送ることを課題にやってきた」と話した。

 春夏合わせて出場12度を誇る甲子園は、99年夏から遠ざかる。エース右腕で主将の北郷辰憲(2年)は「絶対センバツに出る」と目を見開いた。