09年夏以来で春は初めての甲子園をつかんだ滋賀学園は、昨秋大活躍した1年生エース神村月光(ひかり)が、グレードアップを図っている。すでに投球練習も始め「どの球もいい感触です」と順調のようだ。

 沖縄からやって来た。滋賀・東近江の寒さを初体験し、心身ともに引き締まった。同校がまだ達成していない甲子園1勝へ導く気持ちを高める。月は自ら光を放たず、周囲を照らす。名前に込められた思いを現チームで実践する。

 「仲間の助けを借りて、みんなを照らす」存在でありたいという。春を迎える心の準備はできている。