早実(西東京)の怪物スラッガー、清宮幸太郎外野手(2年)が高校通算本塁打を28本に伸ばした。

 25日、八王子市内の早実グラウンドで聖光学院(福島)佐野日大(栃木)との練習試合に「4番中堅」で出場した。

 まずは聖光学院戦の6回2死一塁、1ボールから低めの真っすぐを高々とすくい上げる右越え場外2ラン。打球は高さ20メートルのネットを悠々と越え、隣接する公園の敷地内まで飛ぶ推定130メートル弾となった。

 さらに佐野日大戦でも8回2死二塁で右越え2ランをマーク。8回裏の守備からベンチに下がったが、この日は2試合で11打数5安打6打点の大当たりだった。

 冬を越え、今季対外試合5試合で6発と本塁打を量産している。「今年は自分が4番ということで、それだけ責任があるというか、果たさなければいけない仕事がたくさんある。今日はちょっとヒットが少なかったですけど、もうちょっとチームに貢献できるバッティングをしていきたいです」と頼もしく話した。