日本高野連は27日、熊本地震で被災した野球部員に対し、特例措置を認めることを決めた。大阪市内で開いた理事会で承認された。

 大会への参加者資格として、転校後1年間は試合に出られない規定があるが、地震の影響で転校を余儀なくされる野球部員は対象外とする。被災した部員は転校先の高校で、転校の当日から試合出場が可能となる。対象地域を定めず、熊本県外から転校する場合にも適用される。

 日本高野連の竹中雅彦事務局長は「野球部員が、震災の影響で好きな野球を続けられなくなる事態を防ぐためです」と説明した。