大阪桐蔭が大阪偕星学園に5回コールド勝ちし、昨夏の大阪大会準々決勝で惜敗した相手にリベンジした。

 初回、中山遥斗内野手(3年)が先頭打者アーチ。昨夏のレギュラーメンバーが打線に火をつけ、吉沢一翔(かずと)主将(3年)も適時打で続いてこの回3点。2回も1死満塁からの4番・三井健右外野手(3年)の適時三塁打などで4点を追加し、相手を圧倒。三井は5打点、吉沢も3点をたたき出し、5回で勝負を決めた。

 今大会は腰痛のエース高山優希(3年)以外にも、古寺宏輝内野手(3年)越智泰弘外野手(3年)ら本来のメンバーが故障禍でベンチを外れている。西谷浩一監督(46)は「高山はやっとブルペンで投げ始めました。ケガ人が多いけど、他のメンバーにとってはチャンスがあるということ。彼らが戻ってきて競争がどうなっていくかです」と今の登録メンバーの奮起を促した。