横浜(神奈川)がドラフト上位候補の藤平尚真投手(3年、185センチ、83キロ、右投げ右打ち)の投打にわたる活躍で13-0で7回コールド勝ちした。

 1回、2点を先制しなおも走者を2人置いて藤平が打った。左から右へと吹く風にも乗ったが右方向へ打ち上げた打球がグングン伸びた。99・1メートルの右翼フェンスを越える3ランとなった。

 この一発で乗った。前日23日(8回1失点完投)に続く連投になったが初回からストレート中心の真っ向勝負。最速は149キロをマークし2安打完封。無四球で5三振を奪った。

 藤平のバットは第2打席以降も快音を響かせた。2回の第2打席で左前適時打。第3打席も左前安打。第4打席でも中前適時打を放った。第5打席は三振に終わったが5打数4安打5打点。打って投げて、日本ハム大谷ばりの二刀流でチームを決勝へ導いた。

 藤平は「ホームランはたまたまです。(投球について)昨日は満足いく内容ではなく今日また投げるチャンスをいただいた。バッターの反応を見ていたんですが、昨日より球が伸びている手応えがありました。優勝したいですね」と話した。