東陵が劇的な逆転サヨナラ勝ちで、8大会ぶり2度目の優勝を飾った。

 1点を勝ち越された延長10回裏。2死満塁から5番・伊藤大晟外野手(3年)が中越えに2点二塁打を放って、決着をつけた。「サヨナラ打は人生初です。今までにない感動です」と優勝を実感した。

 部員の部内暴力で対外試合禁止処分を受け、昨春と昨夏の大会は出場できなかった。「先輩たちは出られないまま終わってしまった。先輩たちの分まで」と、伊藤は思いを寄せた。苦しい時期を乗り越えて、決勝進出で出場権を得た東北大会(6月9日~、岩手)と、今夏の宮城大会へと向かう。