昨夏代表の鶴岡東が、3年連続で準決勝に進出した。最速145キロを誇る背番号11右腕の吉住晴斗(2年)が9回5安打5奪三振2失点で完投し、主砲の3番丸山大外野手(3年)が今大会2本目となるソロ本塁打を放つなど、投打がかみ合った。184センチ、80キロの恵まれた体格からこの日最速141キロの直球で押しまくった吉住は「去年はスタンドで応援していた。今年はチームに貢献したい」と胸を張った。

 今春の県大会を腰痛で欠場した丸山も完全に復調した。腰がねじりきれるぐらいの強振が売りだったが、4月の練習中に腰椎分離症を発症。「フルスイングが原因かと思ったので」とコンパクトな振りで、逆方向の左中間に流し込んだ。20日の準決勝で当たる酒田南・石垣対策について佐藤俊監督(44)は「中2日あるので、これから考えます」と煙幕を張った。