センバツ8強の明石商は三浦功也投手(3年)とエース吉高壮投手(3年)が完封継投。明石商が危なげなく5回戦に駒を進めた。

 先発の三浦が3四球と制球に苦しむも4回無安打無失点と好投し、5回にエース吉高にマウンドを譲った。吉高は、6月から走者なしの場面でもセットポジションからのフォームに変更していたが、この試合ではノーワインドアップに戻しての投球。「制球が定まってきた」という吉高は5回4安打無失点で抑えた。

 狭間善徳監督(52)は「吉高は途中からの登板だったから完璧な気持ちではなかった。しっかり気持ちを切り替えてもらわないと」とエースに注文した。

 「センバツのときのような沈み込むフォームに戻ってきた」という吉高。「今日以上のピッチングをしていかないと上には行けない。詰めるところを詰めていきたい」と春夏連続の甲子園出場へと気を引き締めていた。