明秀学園日立(茨城)のプロ注目スラッガー・細川成也外野手(3年)が、今夏1号となる高校通算62本塁打を放った。

 1回1死一塁、内角高めに入ったチェンジアップを左翼席に突き刺した。前楽天監督の水戸商・大久保の通算52号をはるかに超える県最多本塁打。「今日は打撃でも貢献できた」と待望の1発に笑顔をみせた。

 ここまで4試合でわずか1安打だったが、この2ランで「勢いをつけられた」。投手としても気持ちが乗って、5安打10奪三振完封だ。金沢監督は「あいつのスタミナと強さは馬並みですから」と笑い「そろそろウチのセイヤも『神ってきた』」と、ブレーク中の広島鈴木誠也外野手を引き合いに出し、目を細めた。【高木遊】