静清のプロ注目右腕、横尾蓮太(3年)が、静岡商を8回2安打に封じ、8-0でコールド勝ちした。初回先頭打者に四球を与えたが、2回以降は直球主体の攻めの投球を披露。決め球のフォークも要所で使い、的を絞らせなかった。6回以降の3回は3者凡退。二塁を踏ませず、「仲間のために結果を残したかった」と振り返った。

 初戦の島田商戦は7四死球の制球難に陥り、7安打を浴び5回4失点で降板。富士宮西との3回戦も3番手で登板したが、3四死球と不本意な結果だった。調子が上がらないエースに対し、チームメートは「テークバックや腕の高さが不安定」など、フォームについてアドバイス。前日22日の練習で修正してこの日に臨んだ横尾は「みんなに感謝の気持ちしかない。次も1人1人抑えて勝ちにいきます」。完全復活したエースの言葉に力強さが戻った。