天理のOBで元近鉄の中村良二監督(48)が率いる天理が、5回コールドで奈良朱雀を下し、3年連続となる4強に駒を進めた。

 天理は1回に連続死球や右適時二塁打などで一挙6点を奪い、有利に試合を進め、4回には5番桧垣和季内野手(3年)がダメ押しの2ラン本塁打を放った。

 1986年の甲子園優勝時のメンバーである中村監督は「初回の6点で楽になった。昨年から出場している選手は少ないが、精神的にも技術的にも体力的にも成長している」と選手をたたえる一方で「競った試合をどう勝っていくかが課題」と2年連続の甲子園出場に向けて気を引き締めていた。