学校創立1885年(明18)の伝統校、長崎商が1-0で大村工を下し、87年以来7度目の夏の甲子園出場を決めた。

 163センチの小さなエース右腕、本田一政(いっせい)投手(3年)が、初戦の2回戦から決勝まで5戦全完投で勝利に貢献した。2回2死一、三塁で162センチの9番・井上弘太外野手(3年)が左前適時打で奪った虎の子の1点を全員で守りきった。西口博之監督(55)は甲子園に向け「長崎県の代表として恥ずかしくない戦いをしたい」と意気込んだ。