京都翔英が14安打11得点の強打で福知山成美を下し、初の夏甲子園出場を決めた。

 1回に2者連続二塁打などで2点を先制すると終始優位に試合を進めた。3回にも、9番栄本廉内野手(3年)が2点適時二塁打を放つなど4点を追加した。9-1で迎えた9回にも攻撃の手を緩めない。1死二、三塁で栄本が左にダメ押しの2点適時打を打ち返した。

 京都翔英は今大会全6試合で2桁安打を誇る強力打線。就任1年で優勝に導いた浅井敬由(けいゆ)監督(56)はインタビューで「できすぎて」と話すと、感極まった様子で目頭を押さえて言葉を詰まらせた。石原彪(つよし)主将(3年)は「チーム一丸で勝ててすごくうれしい。(福知山成美に)秋負けて、夏に取り返せた」と胸を張った。