センバツ出場の創志学園が、判定変更からの逆転で夏の甲子園の切符をつかんだ。

 1点ビハインドの9回も1死一塁となった。難波侑平外野手(2年)の投手前へのゴロを玉野光南が二塁から一塁へと送り、併殺で試合終了と思われた。玉野光南は整列するも、創志学園の抗議から審判団の協議の末、自打球によるファウルと判定が変わり仕切り直しとなった。難波が初球を右前打にするなど連打から4点を奪って、試合を決めた。

 プロ注目の高田萌生投手(3年)は「負けないと思っていた。判定がひっくり返れば、またチャンスがあると思った」と中断中もキャッチボールを続けた。9回にこの日最速148キロを計測するなど、1回の1失点に抑える完投で創立初の夏の甲子園に導いた。