全国高校野球静岡大会準決勝が今日26日、静岡市の草薙球場で行われる。浜松商は午後から約3時間の調整。今春の西部地区大会3回戦で敗れた袋井に対し、リベンジを期している。

 浜松商は午後2時過ぎから約3時間、打撃練習やノックなどのメニューを精力的にこなした。今春の西部地区大会で敗れ、県大会出場を阻まれた袋井との再戦を前に、佐藤湧人主将(3年)は「リベンジ。それだけです」。負傷の影響で、春は袋井戦の登板を回避したエース大橋建斗(3年)は「打者の苦手なところを突いて行きたい。ここまできたら気持ちの勝負です」と言葉に力を込めた。

 鈴木祥充監督(53)は「袋井は素晴らしいチーム。ロースコアの接戦になると思います」と予想する。稲垣1人で投げ抜く相手に対し、浜松商は大橋、増田理人(2年)、負傷から復帰の鈴木隼斗(3年)と3投手がそろうが、「あの春から、どちらが力をつけてきたかの勝負ですね」と冷静に話す。

 最後のセンバツ出場は93年で、夏の甲子園は00年。16年ぶりの聖地へ、名門がまずは袋井を倒しに行く。