全国高校野球選手権(8月7日開幕=阪神甲子園球場)に2年連続10度目の出場を決めた中越は26日、アオーレ長岡ナカドマで開かれた甲子園出場報告会・激励会に出席した。記録員を含む新潟大会登録メンバー21人と八田元史校長、柳沢陽部長、本田仁哉監督の24人が、集まった長岡市民の激励を受けた。

 「全員野球で団結しているチームが一番強い」。長岡市の森民夫市長(67)は、中越ナインをこう励ました。2年連続の甲子園切符はチーム一丸のパワーで獲得。同市長は「(甲子園でも)団結力で活躍してくれることを確信している。校歌を1回、2回と積み重ねてもらいたい」。ナインを代表して決意表明した広川健介主将(3年)は「目の前の1球、ワンプレーに全力でぶつかることで結果が生まれた。今年のプレースタイルは甲子園でも崩さない」と誓った。

 きょう27日は新潟県庁を表敬訪問する。大阪出発は8月1日。出発前のセレモニーを消化しながら、本番へ向けた地元での調整に余念がない。昨秋と今春は県16強。本田監督は「下からはい上がったのが、このチーム」と長岡市民にチームの持ち味を紹介していた。