創部47年目の松山聖陵が、春夏通じて初めての甲子園出場を決めた。

 1点を追う2回1死から新居裕崇遊撃手(3年)と松本侑馬一塁手(2年)の連打で一、三塁とし、8番田頭(でんどう)直輝左翼手(3年)の左前打で同点に。2死二、三塁からは1番大村弘稀中堅手(3年)の中前打で2点を加えた。

 ナイジェリア出身の父を持つアドゥワ誠投手(3年)は、新田打線に10安打を浴びながら2失点に抑えた。196センチの右腕は1回に打球が右肩を直撃して本調子ではなかったものの「気持ちで投げました」と気合十分だった。