両チームとも2ケタ安打の乱打戦を慶応が制し、北神奈川代表として甲子園に出場した第90回記念大会以来、8年ぶりの決勝進出を決めた。

 2-2の3回1死から4番正木智也外野手(2年)の左中間のソロで勝ち越しに成功。4回以降も7点を追加し、追いつかれることはなかった。守っては3投手が計12安打を許しながら粘った。

 昨秋就任し、指揮官としては初の夏となった森林貴彦監督(43)は「予想どおりのしんどいゲームになりましたが、接戦なら絶対うちの方が得意だと思っていた。ピンチでも選手たちは落ち着いていて素晴らしかった」とたたえた。