九州国際大付が1点差で逃げ切り、県では戸畑以来、55年ぶりとなる夏3連覇を果たした。
26日準々決勝・自由ケ丘戦で右すねに打球を当てたエース藤本海斗投手(3年)が11安打されながら3失点完投。「甲子園で東邦の藤嶋とやりたい」と、注目右腕との対戦を熱望した。中学3年時、元メジャーリーガー野茂英雄氏が総監督を務め全国の有望選手を募った「野茂ジャパン」入り。そこに藤嶋もいた。「5回戦の相手が西日本短大付になり(対戦歴のある)藤嶋に話を聞こうと思ったら、全然覚えてなかったんです」と苦笑していたが、聖地での再会を楽しみにしていた。
◆九州国際大付 1958年(昭33)八幡大付として創立した私立校。89年、現校名に。普通科のみで生徒数1764人(女子797人)。野球部は58年創部、部員69人。春は2度、夏は7度目。OBにソフトバンク二保旭、DeNA高城俊人ら。北九州市八幡東区枝光5の9の1。西元孝幸校長。
◆Vへの足跡◆
2回戦9-2北九州高専
3回戦13-0大和青藍
4回戦7-3豊国学園
5回戦8-3西日本短大付
準々決勝12-11自由ケ丘
準決勝8-0真颯館
決勝4-3福岡工大城東