横浜が3年ぶり16度目の優勝を決め、決勝で敗れた昨夏の雪辱を果たした。

 初回に3番増田珠(しゅう)外野手(2年)の左越え2ランで先制した。増田は5回にも2ランを追加し、準決勝で更新した大会通算チーム本塁打記録を14本に伸ばした。

 守っては今秋ドラフト上位候補の152キロ右腕、藤平尚真投手(3年)が先発。7回に先頭から3連打され、3失点でベンチに下がったが、石川達也投手(3年)との継投で反撃を断った。

 昨夏勇退した渡辺元智前監督(71)から引き継ぎ、指揮官として初めての夏だった平田徹監督(33)は「選手たちが本当に野球を楽しみながら、普段の練習の成果をいかんなく発揮してくれました」と感無量。昨年は東海大相模が全国制覇しており、神奈川勢として甲子園連覇を目指す。