第98回全国高校野球選手権(7日開幕)で通信制高校としては初の勝利を狙う北北海道代表のクラークが1日、甲子園で約30分の公式練習に臨んだ。

 駒大岩見沢の監督、部長として、夏4度出場の実績があるクラーク佐々木啓司監督(60)は「甲子園は戻ってくる場所」と、8年ぶりの聖地に感慨深げだった。「ヒグマ打線」と呼ばれた前任校同様、北大会では勝負強い打撃が光った。ユニホームは変わり、創部3年目でスピード出場。公式練習前に訪れた神戸市内の学園本部では、焼き肉10キロ、プロテイン20キロ、スポーツドリンク2週間分などを贈られ、激励された。「(甲子園で)小熊になってくれたら。でも、まぁ新ヒグマ打線ということで」と、全国舞台でのお披露目を心待ちにした。