地方大会優勝翌日の電撃退任発表から一転、続投を表明した常葉学園菊川(静岡)の森下知幸監督(55)は練習を終え、「心の整理はついています。今は黙って一生懸命やろうと。私がどうのこうというより、選手についていくだけです」と神妙な面持ちで話した。

 練習は大きな声が飛び交う明るいムードで、赤井啓輔主将(3年)は「監督との絆は強く、変わることはありません。監督を日本一の男にして送り出したい」と話した。3年ぶり5度目の夏甲子園。センバツVを知る指揮官は「まずはこの大会を全力で戦います」と集中していた。