再び強打を発揮する。盛岡大付(岩手)が明日13日、創志学園(岡山)との2回戦を迎える。11日は兵庫・三木市内で約2時間練習を行い、フリー打撃だけのメニュー。各選手が100本近く打ち込んだ。

 2台の打撃マシンはそれぞれ縦と横のスライダーに設定し、球速は130キロを楽に超えていた。創志学園のドラフト候補右腕で、「松坂2世」といわれる高田萌生(ほうせい=3年)への対策。関口清治監督(39)は「すごいボールと意識して打席に立てば、(試合で)実際にそうじゃない時に対応できる」と説明。高田は最速154キロを誇るが、速球以上に「横の精度がいい」(同監督)スライダーの見極めが1つのポイントになる。

 1回戦は14安打を放って、九州国際大付(福岡)に打ち勝った。4番打者の塩谷洋樹外野手(3年)は「相手はプロ注目選手。そういうピッチャーを打てば、周りから認めてもらえる」と闘志を燃やし「1度(試合を)経験した分、落ち着いていける」と、精神的なアドバンテージを強調した。