明徳義塾(高知)は境(鳥取)を下し夏通算30勝目を挙げた。

 明徳義塾が3大会ぶりに初戦を突破した。昨夏と今春は初戦敗退。馬淵史郎監督(60)は「長いこと勝っていなかったから」。序盤に本塁打で同点とされても「うちは5点は取れると思った」と、小刻みに加点した。同校は夏の甲子園30勝。監督自身は夏28勝で、横浜・渡辺元智前監督に並んだ。次は嘉手納(沖縄)と対戦。「実は過去3度沖縄勢に勝っていない」と警戒しながら、馬淵監督はチームには勢いを感じていた。

 ◆馬淵監督が夏28勝目 明徳義塾・馬淵監督は夏の大会通算28勝目。これまで監督勝利の夏28勝以上は(1)高嶋仁(智弁学園-智弁和歌山)37勝(2)前田三夫(帝京)30勝(3)渡辺元智(横浜)28勝で、3位に並んだ。