日南学園(宮崎)が07年以来、4度目となる3回戦進出を決めた。

 1回戦で八王子(西東京)打線を8回無失点に抑えたエース左腕森山弦暉投手(3年)が2点ビハインドの2回途中からロングリリーフし、市和歌山打線を7回の1失点だけに抑え、逆転勝ちを引き寄せた。

 チームの主将でもある森山は「監督さんから『ピンチになったらいくぞ』と言われていたので、準備はしていた。勝てて本当にうれしい」。あと1つ勝てば、寺原(現ソフトバンク)がエースだった01年以来の8強入りだが「先のことは考えず、目の前の試合を1つ1つ戦いたい」と、気を引き締めた。