常総学院(茨城)が、今秋ドラフト1位候補左腕の寺島成輝投手(3年)擁する履正社(大阪)を破って8強入りを決めた。

 初回、相手先発の山口裕次郎投手(3年)から2死一、三塁のチャンスをつくると、5番清水風馬捕手(3年)が右中間へ先制2点二塁打。2回にも1死一、二塁として山口をKO。寺島のかわりばなを1番有村恒汰内野手(3年)がとらえ、右中間へ2点三塁打を放った。

 5回には「4者連続バント」で2点を追加。投げては左腕エース鈴木昭汰投手(3年)が、13安打されながら奪三振ゼロで4失点完投。佐々木力監督(50)は「(履正社投手陣の)攻略の期待? 全くしていなかった。鈴木昭がこれだけの投球をしてくれるとは思ってもいなかった」と、選手たちをたたえた。