第98回全国高校野球選手権大会の休養日の19日、02年以来14年ぶりの優勝を目指す明徳義塾(高知)が、20日準決勝の作新学院(栃木)戦に向けて兵庫県内で調整を行った。フリー打撃にシート打撃、シートノックを約2時間こなした。

 フリー打撃とシート打撃では、相手エースで152キロ右腕の今井達也投手(3年)を想定し、打撃マシンをマウンドから3メートル前の位置にセット。球速も通常時よりも5キロほどアップさせて振り込んだ。馬淵史郎監督(60)は「今井くんから点を取れても2点。そうなれば投手陣も含めてしっかり守って失点を少なくすればなんとか戦えるんじゃないかな」とロースコアの試合展開を見越した。