作新学院(栃木)が62年以来、54年ぶり2度目の全国制覇を成し遂げた。

 2回に1点を先制されるも、4回に打者一巡の猛攻で一挙5点を奪い逆転。以降も5回、7回と小刻みに得点を続けて北海(南北海道)を突き放した。

 先発したプロ注目右腕の今井達也投手(3年)は、9回132球で7安打1失点完投勝利。優勝決定の瞬間、マウンド上で両手を挙げて喜びを爆発させた。

 小針崇宏監督(33)は優勝インタビューで「選手たちは良くここまで頑張り抜いて成長してくれたなと、感激しました」と笑顔。今井も「気持ちの勝負でしたけど、最後まで気持ちを抜かないでできたと思います」と優勝の喜びに浸っていた。