野球のU18(18歳以下)アジア選手権(台湾・台中)で優勝した高校日本代表が5日、羽田空港着の航空機で帰国した。県勢でただ1人選出された静岡の鈴木将平外野手(3年)らは、あらためて報道陣に喜びを語った

 鈴木は全6試合に3番中堅で先発出場し、国内外に好打者を印象づけた。「自分にとって、いいきっかけになりました。この大会がなければ自分のことを知らなかった人も多いと思う。そこそこ活躍できて良かったです」。

 今夏は甲子園に出場できなかったが、今井達也投手(作新学院3年)藤平尚真投手(横浜3年)ら同世代のスターとともに戦い、アジアを制覇した。その意義深さも感じている。「相手も仲間もレベルが高く楽しかった。(決勝戦で決勝打の智弁学園・納)大地とは同部屋で仲よくなりました。またいつかこういう形で、みんなと会えればいいなと思います」。

 帰国後はすぐに新幹線で帰静した。今日6日には登校し、鳥居春仁校長に優勝を報告するという。今後について「プロ志望届はすぐに出すと思います」と明言した。今大会で木製バットへの高い対応力を示した鈴木にはプロのスカウトの評価も高い。10月20日のドラフト会議が楽しみになってきた。