東都大学野球リーグの中大が、来年度の新入生を発表。中学時代に陸上短距離でサニブラウン・ハキームに勝った佐野日大(栃木)の五十幡亮汰内野手(3年)ら12人が合格した。

 五十幡は中学3年の13年、全日本中学校陸上競技選手権大会でサニブラウンを退けて100メートル、200メートル2冠を達成した。それでも陸上の名門校からの誘いを断り、甲子園を目指し佐野日大野球部に入った。今夏は栃木大会3回戦で敗れるなど3年間で甲子園出場の夢はかなわなかったもののその快足にプロも注目。プロ志望届は提出しなかったが神宮でレベルアップし4年後のプロ入りを目指すことになった。

 合格者は以下の通り。

平沢文太投手(花巻東)

黒木一貴投手(宮崎商)

畠中優大投手(樟南)

坂巻尚哉捕手(千葉経大付)

佐藤佑亮捕手(関東第一)

内潟凌太捕手(遊学館)

花輪直輝内野手(常総学院)

五十幡亮汰内野手(佐野日大)

内山京祐内野手(習志野)

牧秀悟内野手(松本第一)

中林幹弥外野手(前橋工)

倉石匠己外野手(東海大市原望洋)

 ◆五十幡亮汰(いそばた・りょうた)1998年(平10)11月27日、埼玉県生まれ。小1から「行田東フェニックス」で野球を始める。行田長野中では「東京神宮リトルシニア」に所属。50メートル5秒6。100メートル、200メートルの全国大会優勝時のタイムはそれぞれ10秒92、21秒81。家族は父と姉。171センチ、62キロ。右投げ左打ち。