日本高野連が悲願のU18W杯制覇に向け、高校日本代表の選考方法を一部変更することが14日、分かった。例年はセンバツで活躍した選手を対象に第1次候補の選考を行い、大会最終日に発表。その発表時期を6月に変更し、選考の範囲を全国に広げる。

 最強JAPAN編成へ、日本高野連が変革にかじを切った。最終メンバーに残る確率が低かった第1次候補の選考方法、発表時期を変更する。今年、最終的に高校日本代表入りした第1次候補は5人で、敦賀気比(福井)・林中勇輝内野手(3年)以外の4人は春夏連続甲子園出場選手だった。来年は春の各地区大会を含めて選手を見極める。

 来年のメンバー編成に向け、野手は早実(西東京)・清宮幸太郎内野手(2年)や履正社(大阪)・安田尚憲内野手(2年)らが候補に挙がるが、投手は未知数。例年、春の地方大会で頭角を現す逸材が多いだけに「W杯優勝に向けて最強のチームを編成したい」(日本高野連・竹中事務局長)という狙いに応える選手を時間をかけて選考する。

 またこの日、第1回の「高校野球200年構想」協議会が行われ、来年1月11日予定の次回には中体連の石川智雄軟式野球競技部長を招き、中学球児を取り巻く環境を聞くことになった。