世界の王が、後輩の清宮幸太郎内野手(2年)を絶賛した。早実野球部のOB総会が11日、都内のホテルで行われ、ソフトバンク王貞治球団会長、大矢明彦氏、荒木大輔氏、日本ハム斎藤佑樹らが出席。今秋ドラフト目玉候補の清宮について、王会長は「体を見たけど、太ももとかすごいね。見る度にたくましくなっている。声を出して、チームをよくまとめている感じがする」と評価した。

 本塁打数の3ケタ超えも期待した。現在78本で、史上最多の山本大貴(神港学園)の107本超えも視野。王会長は「どんどん増えるでしょう。3ケタまでいくか楽しみ」と笑顔で話した。進路については「本人、清宮家が決めること」と話したが、清宮の向上心に触れ「坂本龍馬じゃないけど、高く目標を持って、チャレンジするのはいいこと」と話した。主将の清宮は壇上であいさつし、「早実旋風」を誓った。