日大三(東京)が、関東・東京の6校目に滑り込み、6年ぶり19度目のセンバツ出場を決めた。午後3時8分に、校長室の電話が鳴って吉報が飛び込むと、練習中だった選手たちは一報を聞いて、歓喜の雄たけびを挙げた。

 小倉全由監督(59)は「期待するとガッカリするので、自分の中では選ばれないと思っていた。今までは夏一本と考えていたけど、センバツに切り替えて、チームをつくっていきたい。出るからには、どんなチームでも優勝が目標」と言った。

 「デカプリオ」の異名を持つ金成麗生内野手(2年)は、甲子園で本塁打を「3本打ちたいです」と宣言。早実・清宮については「今の代では、断トツでずばぬけている。少しでも追い付きたい。(清宮より)目立ちたい」と意気込んだ。