第89回選抜高校野球大会(3月19日から12日間、甲子園)の出場32校が27日、大阪市の毎日新聞大阪本社で開かれた選考委員会で決まった。

 21世紀枠は不来方(こずかた、岩手)、多治見(岐阜)、中村(高知)の3校が選出された。

 01年に創設され、17年目を迎えた21世紀枠は、全国の候補校9校から選考。西日本(近畿、中国、四国、九州)から1校、東日本(北海道、東北、関東・東京、東海、北信越)から1校を選び、3校目は地域を限定せずに決めた。

 西日本は比較的評価が高かった中村と高千穂(宮崎)、洛星(京都)を中心に審議され、中村に決まった。同様に東日本は不来方と多治見、石橋(栃木)から、不来方と多治見の2校に絞られ、多数決で不来方となった。

 3校目は残る7校から、西日本と東日本の選考で評価が高かった4校(高千穂、洛星、石橋、多治見)を中心に検討。最終的に多数決で多治見に決まった。