4年ぶり4度目出場の盛岡大付の比嘉賢伸主将(3年)が岩手のために、不来方(こずかた)のために初戦を突破を誓った。

 東北勢3校の先陣を切って第2日の第1試合で、北信越大会準優勝の高岡商(富山)と対戦する。岩手県勢初のセンバツ2校出場。比嘉主将は「不来方は僕たちが身近だと思うので勇気づけられたら」と言い、春夏合わせて13度の甲子園出場のプライドを発揮し、勝って第5日に試合を控える不来方にバトンを渡す。地区予選では同じ盛岡地区。優勝した昨秋の県大会決勝で戦った。

 初の1大会2勝を挙げて16強入りした昨夏も、東北勢の先陣を切った。関口清治監督(39)は「流れをつくりたい」と勝利を見据えた。