センバツに2年ぶり12度目出場の仙台育英のエース左腕・長谷川拓帆(3年)が、2日連続の無失点と好投した。

 一関学院(岩手)戦に先発して3回を1安打無失点。三振は4つ奪い、3回はすべて空振りの3者三振と圧巻の内容だった。「真っすぐがきていた。スプリットはこれまでワンバウンドが多かったけど、いい球があった。その感覚がつかめた」と胸を張った。11日の秋田商戦は先発して3回をパーフェクトに封じた。「腕を振ることをテーマにしてきた」と言い、沖縄キャンプ中の8日の美来工科(沖縄)戦で四球が絡んで1失点した反省を、宮城に戻って修正した。

 「後はこれを大阪につなげたいです」と、満を持して13日に大阪入り。14日の甲子園練習で、マウンドの感触を確かめる。