第89回選抜高校野球(19日開幕・甲子園)に出場する札幌第一(北海道)は14日、愛知・春日井市の愛工大名電グラウンドで、マーリンズ・イチローの母校、愛工大名電と練習試合で対戦。第1試合6-5、第2試合7-5で2連勝し、8日に解禁された今季の練習試合通算成績を7戦全勝とした。

 大会第3日の初戦で対戦する高崎健康福祉大高崎は「機動破壊」を旗印にする足のあるチームだが、この日の第1試合に登板したエース左腕、冨樫颯大(3年)が初回にけん制で一塁走者を刺すなど対策も万全。菊池雄人監督(44)は「粘ってゲームを作れているのはいい。特に3人の3年生投手(冨樫、前田剛志、管野継叶)の持ち味が出ている」と話した。