4年ぶり4度目出場の盛岡大付(岩手)の左腕・三浦瑞樹(3年)が、甲子園に帰ってきた。マウンドで約10球、軽く投球練習を行った。

 昨夏、背番号11で3試合すべてに救援登板し、盛岡大付の初めての1大会2勝に貢献した。現チームの投手陣ではただ1人の甲子園経験者で、他の投手には「自分のリズムでテンポ良く投げること」と、大舞台での好投のコツを教えている。

 今春は背番号1を右腕の平松竜也(3年)に譲り、背番号10。「背番号をもらえるだけで、甲子園のマウンドに立てるのがうれしい。(背番号を)もらえない仲間もいる。感謝を忘れない」と、最速140キロの左腕は謙虚な気持ちを失っていない。

 昨夏3試合連続2桁安打の盛岡大付は、センバツでも打撃力が大きく注目されているが、三浦瑞は「春は投手もいいぞ、と言われるようにやっていきたい」と、周囲の評価を覆す投球を狙っている。