センバツに4年ぶり4度目出場の盛岡大付(岩手)の主将、4番比嘉賢伸内野手(3年)が5試合で3本目の本塁打を放った。

 1点を追う2回無死、左打席から右越えに豪快なソロアーチをかけた。「打球が飛んでいる感じがする」と声を弾ませた。昨秋の東北大会から、体重は7キロ増の82キロ。冬場の雪上バッティングや、ウエートトレーニングの成果が出た。

 本塁打は11日の関西(岡山)とのダブルヘッダーで1本ずつ放ち、この日の1発で高校通算16号。この春から4番に座り「長打を期待されている。スイングの振り幅を大きくしている」と言い、体重増やパワーがついたことで、以前よりテークバックを大きく取っている。

 控え中心で臨んだ龍谷大平安(京都)との2試合目は、8回1死満塁から代打で登場。中前に決勝打を運び、勝負強さも見せつけた。