1997年の阪神ドラフト1位で楽天、巨人でもプレーした中谷仁氏(37)が4月1日から母校の智弁和歌山硬式野球部の専任コーチを務めることが17日、分かった。

 中谷氏は97年夏の甲子園で学校夏初の優勝に貢献。巨人在籍の12年で現役を引退し、13年は巨人のブルペン捕手を務めて退団。14年に学生野球の指導者資格を回復し、今年1月から智弁和歌山で週2回の臨時コーチを務めてきた。4月からは学校職員となり、常勤のコーチとして、甲子園最多63勝の高嶋仁監督(70)を支える。「高嶋先生や後輩が1つでも多く甲子園で勝ってくれるよう頑張っていきたい」と話していた。