高田商OB三浦大輔氏(43=日刊スポーツ評論家)が見守る中、三浦氏の遠縁・三浦育真内野手(3年)が聖地に立った。

 5回に代打で出場し四球、三振。第3打席に代打を送られたが「足がガタガタしていて、その結果のフォアボールはよかった」と緊張の打席を振り返った。

 三浦氏の実家とは家が隣同士。小学生の時には三浦氏のお父さんにノックをしてもらっていた。いつも試合前には報告に訪れ「頑張れよ」と激励されるという。この試合にもエールをもらって臨んでいた。

 部屋には名前入りのサインが飾られ、毎年12月に行われる三浦氏の後援会も何度も訪れる。「愛され続けているのがすごい」と尊敬のまなざしを向ける。

 偉大な先輩も高校時代届かなかった聖地でプレーした。「大輔さんを含めた応援に来てくれる方がたくさんいます。23年ぶりの代表だという気持ちでプレーしました」。チームは敗れたが「この経験を生かさなくてはいけない。甲子園は何とも言えない雰囲気でした」とエールと経験を糧にして、夏の聖地を目指す。