早実(東京)・清宮幸太郎内野手(3年)が、敗戦に悔しさをにじませた。東海大福岡のサイド右腕・安田大将投手(3年)の独特の軌道、緩急に苦しみ、5打数2安打。6回の三塁打は「全然センターフライ。打ち取られたのも同然」と振り返った一打で、高校通算80本塁打は、甲子園では出なかった。「コースにうまく投げ分けていたし、真っすぐも見た目以上にきていた。球質がいいし、目の錯覚というか、浮き上がってきた」と話した。

 清宮自身、最初で最後のセンバツは2回戦敗退で終わった。「悔しいです。むちゃくちゃ悔しいです。もう少し長くやるはずだったので。でも、これで終わりではないです。夏に戻ってきて、今度は勝てるようにしたいです」と前を向き、甲子園を去った。