「ミレニアム世代」だけじゃない!

 大阪桐蔭の背番号1を背負う徳山壮磨投手(3年)が好救援で逆転勝利を演出した。

 この日は、2000年(平12)度生まれの新2年生6人がスタメン出場。1回表に6点を先制したが、先発した横川凱投手(2年)が1アウトをとっただけで3安打5失点と打ち込まれ、その裏に同点に追いつかれた。

 徳山は6-6の2回から3番手で救援。その回に1点を失ったが、以降は立ち直った。3~6回を全て3者凡退に抑え、7回の満塁のピンチも1失点でしのいだ。「2年生の分までと思い、エースとしての気持ちが入りました。目の前のバッターを打ち取ることだけを考えた」。105球を投げ、6回3安打7奪三振2失点。8回の逆転劇のきっかけを作った。

 次戦は29日、準々決勝で東海大福岡とぶつかる。「3年生がやらないといけない」。スターぞろいの2年生に負けじと、自らに言い聞かせるように気持ちを高めた。