初めて8強入りした盛岡大付(岩手)は09年の花巻東以来、岩手県勢3度目の4強入りに届かなかった。

 昨夏の甲子園で全国に知らしめた強打が、履正社(大阪)のエース右腕・竹田祐(3年)の前に沈黙した。7回に飛び出した主砲の1番打者、植田拓外野手(3年)の左越えソロ本塁打が初安打でわずか2安打。関口清治監督(39)は「真っすぐをしっかり捉え切れなかった。縦の変化球が思った以上に鋭かった」と話した。

 背番号10の先発左腕・三浦瑞樹(3年)は、5回に2死走者なしから5失点した。失策が絡む不運もあったが「そういう場面でも1、2点で抑えられる投手にならないと。負けて悔しい思いしかない」と肩を落とした。