盛岡大付(岩手)の1番・植田拓外野手(3年)が、完全試合を阻止する1発を放った。6回終了時点で、履正社のエース右腕・竹田祐(3年)に18人連続凡退。7回先頭、初球の直球を振り抜き、左翼席に突き刺した。

 「意地でも何でも、打つと決めていた。(今日は)本来の力が出せなかった。次は夏しかない」。高校通算39本目の本塁打を放つも、同校初の4強進出にはつながらなかった。相手バッテリーの徹底した低め中心の配球に対応できず、自慢の強力打線は2安打に沈黙した。