大阪府高野連が29日、休部状態が続いているPL学園の硬式野球部から脱退届が提出され、受理したと発表した。

 同校野球部の奥正直克部長が脱退届とともに、正井啓介校長名で「貴連盟への非加盟の件」と題した文書を提出。「昨年夏の選手権大阪府大会終了後に3年生部員が引退して部員がいなくなり、以後事実上休部の状態になっております。現在のところ部員募集再開の予定は立っておりません」と記されている。

 PL学園は13年2月の部内暴力で当時の監督が退任。その後は野球経験のある監督不在が続き、13年秋から野球経験のない校長2人が監督を務めた。14年秋に15年度新入部員受け入れ停止を決定していた。今回脱退しても、再度加盟することは可能だが、再興の道は険しい。