31日に行われる予定だった第89回選抜高校野球大会(甲子園)決勝の履正社-大阪桐蔭は、雨のため4月1日に順延された。大阪桐蔭にとって、吉兆の雨になった。

 センバツ決勝の雨天順延は、雨で合計3日間会期がのびた12年の大阪桐蔭-光星学院(現八戸学院光星=青森)以来。同年は阪神藤浪、西武森らを中心に甲子園春夏連覇を果たした。決勝雨天順延との相性を問われた西谷浩一監督(47)は「吉兆、ということにしましょうか」と笑った上で「きょうのこの1日で、いろんなことを再確認できる。体、技術、心のコントロールを図りたい」と、恵みの雨にすることを明かした。