桐光学園が、7回コールドで相模原に逆転勝ちを収めた。

 2点を追う6回1死二、三塁から2番・渡辺宏祐内野手の左前適時打で同点にすると、3番・逢阪倫充内野手の三塁内野安打で勝ち越した。さらに1死一、二塁から4番・桂川弘貴捕手の左翼線2点適時二塁打で突き放した。3年生の3連打で一気に主導権を握ると、さらに3安打。打者13人の猛攻で8点を奪った。7回は、斉藤健成外野手(3年)の犠飛で7点差をつけてコールド勝ち。

 4番の桂川は1回にも先制の犠飛をマーク。3打点の活躍で、2試合連続の逆転勝利に導いた。「初回はとにかく外野に運ぼうと。ライナーを打とうと思っていました。(6回は)みんなで1つになって点を取れたのは良かった。こうやって試合をものにしたのは大きい」と、試合ごとにまとまりを増すチームに手応えを感じていた。野呂監督も「試合には『ここだけは』というポイントがある。『ここだけは』というのが」と、1回と6回の桂川の打席を評価した。