選手10人で21世紀枠に選出され、第89回選抜高校野球大会に出場した不来方(こずかた、岩手)に新入部員6人が加わった。

 19日、取材に応じた小山健人監督(30)は「夏の新チームでは9人以上になるので、とりあえず試合ができる。まずはホッとしています」と話した。静岡に敗戦後、「10人でやるのは最後。少し寂しい」と本音をもらしていたエース兼4番打者の小比類巻圭汰主将(3年)は「雰囲気も空気感も変わった。チームとして作り直さないといけない」と前を向いた。センバツ後初戦となる、4月末の盛岡地区大会に向け「(1年生は)自分たちの世代と一緒に野球をやる時間は長くない。楽しんでやって1日でも長くやりたい」と意気込んだ。